呆れ霹靂の日記

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ロストシティ(Lost Cities) 中級者のなんとなく思った戦略

こんにちは、呆れ霹靂です。ツイッターだとここの部分が見えるのでなんか興味を引くようなことを書きたいなあと思いつつも、最初にすることは挨拶では?となり、うまく活用できていません。

さて、今回もBGAにもあり、BGAじゃないところでも人気な「ロストシティ」編。

 

インカの黄金編はこちらから

 

 

 

 

ロストシティ/Lost Cities - ボードゲームレビュー

 (↑ルールはこちらが分かりやすいと思います、是非どうぞ。)

 

  1. 基本戦略
  2. 捨て札の選び方
  3. ボーナス狙い
  4. 出し方の順番
  5. 序盤の戦略
  6. 中盤の戦略
  7. 終盤の戦略

なんか多いように見えるが、5.~7.は1.~4.のまとめみたいになっているので1.~4.だけ把握しておけば大体大丈夫である。 

 

1.基本戦略

基本的に全ての色で20を超えるように出せることはあまりない。基本的には2〜3色くらいで得点を狙う。4色目以降は相手の得点を減らすために出すことが多いだろう。

そして、得点が伸びそうな場所で賭けカードを使って点を伸ばし、そうでもないところでは賭けカードは使わないようにするのが大事。(当たり前の話ではあるが)

補足:賭けカードの考え方 

正直、二倍になる、三倍になる、と考えてもピンとこないように思えるので、このように言い換えておく。

「賭けカード=素点の点数」

なので、例えば素点が1(つまり、数字の合計値が21) の時、賭けカードは「1」のカードと同じということである。逆に素点が12のときは賭けカードは「12」のカードとなる、と考えておこう。大体どれくらいの素点になりそうか大まかに予想しておくと賭けカードの大きさが分かりやすい。

 

2.捨て札の選び方

基本的には

相手も自分も出せない札>>相手は出せないし、自分が出しても旨みが少ない札>自分が出せない(出さない方が良い)し、相手が取っても旨みが少ない札(>>>自分は出せないが、相手に旨みがある札 (正直、このパターンは滅多にない)

の順で捨てる。状況によってどの札がこれに相当するのかは変わる。詳しくは後述。

(補足:相手が出せない札とは、例えば、相手が7を出したときの6以下のカードのことである。)

 

3.ボーナス狙い

自分の列に8枚以上出すとボーナス20点が入る。そもそも、8枚出すときは、大量得点できているので、それにさらにボーナスが入るとそのラウンドではかなり相手と差をつけることができる。狙えるときは狙っていきたい。

ただ、一色につき、12枚(賭けカード×3、2〜10)しかカードがないので8枚集めるのはなかなか大変である。

 特に賭けカードがなければ、ボーナスを達成するのは難しいだろう。余程良い札でもなければ、無理に狙う必要はない。

ただ、手札含めて同じ色のカードが7枚揃った場合などで、ボーナスの可能性が高ければ8枚目を出せるように動きたい。

逆に、相手にボーナスを与えないようにするのも大事である。相手が集めていそうな色のカードは8枚以上取られないように注意しよう。

余談

ちなみに、なぜ8枚なのか考えたが、賭けカード*3、2〜6で8枚出した時、ちょうど素点はゼロ点でその時にボーナスが入る(つまり、素点がマイナスの状態でボーナスが発生しないようにする)ためではないか、と気付いた。この辺もよく考えられているなあ

 

4.出し方の順番

基本的に

  • 20を超えそうな(ている)色の賭けカードや2〜4
  • 相手が賭けカードを出した色で自分の合計が18以上になりそうな色のカード

は問答無用で出して良い。

その次に、2.での捨て札を考え、捨てられるカードがなければ

  • 小さい数字のカード
  • 数が連続しているカード

などを出すと良い。(それほど頻度は高くないが)

小さい数字のカードは後にそれより大きいカードを引けば出せるため、連続しているものは一度出せば連続で出して山札から引けるため

である。

出すか迷っている場合は「このカードを保持していると、どのカードが来ると得になるのか」(例えば、3を無理に保持していてもその後に2や賭けカードを引いた場合しか利益がない。) を考えることが重要である。

 

 5.序盤の戦略(最初〜山札残り30枚くらい)

まず、4.で述べたものに当てはまっているカードは出す。

当てはまるものがない場合は、2.に従って出す。

序盤では、2、3、4は捨て札に捨てても良い(ボーナスを狙う場合でもない限り取る旨みはほとんどないため)。賭けカードは出さない方が良い。理由は前述の通り、相手が7、8、9、10のうち3つ以上持っていたら(GETしたら)4以上のカードを出しているのと同じのため。

また、相手が捨てた色のカードはこちらも捨てて大丈夫な可能性が高い。(相手が4を捨てた時の5など)

相手が賭けカードを出した色でこちらが18以上作れそうであれば、相手のボーナス成立を防ぐ+相手の点が伸びるのは防ぎながらカードを引く、ために直ぐにその色を出した方が良い(溜めていても得点の伸びは期待できないため)。

あとは良いカードを引くことを祈る。

補足:小さい数字を出すとき

自分があといくつで合計値が20(少なくとも15)以上になるのかをなんとなく把握しておくと良い。例えば、「5、7」という風に出した場合は8以上のカードを一枚でも引けば20以上になる。「5、6」という風に出した場合は9以上のカードを一枚でも引けば20以上に、7以上を一枚でも引けば、損害は少なめになる、など。

 

 6.中盤の戦略(〜山札残り16枚くらい)

この頃には安全なカードは増えていると思うので、捨てる際はそれから捨てていく。また、カードを出すのを我慢することによって得られる利益が大きくなっているので、得点が伸びそうな色のカードを出すのは少し我慢したい。

ただし、自分が出している色を相手も出してきた場合は、相手もある程度その色の高数字(7~10)を持っていると仮定して、カードの待ちを考えると良いだろう。

 

7.終盤の戦略(山札残り14枚以下 以降)

終盤で一番大事なのは「後ゲームが終わるまでに自分は何枚出せるか」である。二人とも山札から引く場合は「山札の枚数/2」枚、どちらかが捨て札から引く場合は「山札の枚数」枚出すことができる。

カードを溜め込んでいても出す前にゲームが終わってしまっては元も子もないので気を付けよう。

例:山札が残り3枚で8まで出している色があり、手札に10がある時、9を引くのを期待して山札を引くべきか。ただし、相手は大体置ききっているとする。

答えは否である。何故なら、その9を山札から引いたところで山札は残り二枚、相手が山札から引いたら山札残り一枚により、どちらにせよ一枚しか置けないからである。

勿論、相手も捨て札から引く場合は二枚置けるのでその限りではない。

捨て札から引くのは欲しいカードがある場合だけではなく、自分が置きたいカードを置ききるための時間稼ぎにも使えるということを頭の片隅に入れておこう。

また、終盤では、「黄色:賭け、2、4、6、8」があり、新たに「赤色:3、8、10」のように出す時に赤の賭けカードを出さないように気を付けよう。この時の賭けカードは「1」にしか相当しないのにそれで1ターンを使うと黄色の9、10が来た時に出したい枚数が出せる枚数より多くなってしまうこととなる。

 

 

こんな感じで「ロストシティ」編終わり。まあ結局7〜10を相手に取られてしまうと勝てないので運の部分もありますが、この指針にしてから勝率は上がったような気がします。後は、相手が何を持っているのか予測する力なども大事です。

 

では。

 

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