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カタン@BGA 中級者のなんとなく思った戦略 〜1位記念〜

BGAカタン(アリーナモード)で1位とったので記念に記事でも書いておきます。今シーズンはそこそこ狙われて厳しそうな気がするのであんまりやらないと思われますし。

まあ本当に強い人はBGAカタンやっていない説はまあありますが、5600人の中で1位、(エリートリーグまでやってる人1200人なので少なくともそれくらいの仮にも頂点取ったんでそこそこの知見にはなるのではないでしょうか)

 

カタンの攻略など世に溢れているし、大体今ある記事で網羅されているのでBGA三人戦に限った話をしていこうと思います。

 

↓アリーナ1位取った
(2023年3月頃までは右のURLでも確認できます。ブラウザ上でカタン(CATAN)を遊ぼう • Board Game Arena)

 

カタンを一言で表すと

  • カタンとはできるだけ数字を散らす・資源の種類も散らすと嬉しいゲームである。

何事にも例外はつきものだが、基本的にはこれを意識すると良い。

 

(あとは序盤に7と自分の初期出目を出しまくったやつが勝つゲームでもある←正解だが自分でコントロールできないところで恨みを垂れても仕方ないですわよ)

 

資源の散らしについて、木4枚よりも木土羊麦1枚ずつ持っている方が強い状態なのは言うまでもないだろう。
また、同種4枚で1枚つまり、その出目を4回出すのでようやく狙った資源1枚と同価値になる。6だったとしても3の方がマシな計算(交渉や選べる選択肢の広さを考慮に入れない期待値だけでの視点)
3:1港だと6と3が同じ価値
2:1港だと6と3~4が同じ価値となる。

数字の散らしについて、同じ数字で相性の良い資源が複数取れる場合は両方取っても良いが(木土、麦鉄)そうではないなら避けた方が良い。
基本的に6,8だろうが6,6だろうが期待値は変わらないが、6,6の方が分散が大きい(資源の枚数が多すぎるor少なすぎる枚数になりがち)。そのため、数字を散らさないと交渉できる機会が減る可能性がある(資源0だと交渉に参加できないため)&7による半減のリスクが高まる。

 

資源でのアドの取り方まとめ

インカの黄金記事のように資源で有利を取る方法をまとめてみる

資源でアドが取れるのは以下の7種類。

  1. 自分だけ出る出目を出す(盗賊考慮)
  2. 自分が7を出す
  3. 相手だけが8枚以上の時に7が出る
  4. 三者と交渉する
  5. 自分が得する交渉をする
  6. 自分だけ港を使う(同一資源を得ていても自分だけ得できるようにする)
  7. 自分だけ異なる種類の資源を得ていく

このうち、1,2,3,6,7は出目の要素が関わるので、自分がどうにかできるのは4,5だけである。

1,2,3,6,7は他人の形成判断の参考にすると良い(勿論他の人の資源覚えていれば不要だが)。

 

BGAにおける特徴(せこっちい小技&半分偏見)

・コミュニケーションがリアル卓より取りにくい
これは一般的にはマイナスの要素とされるが、喋りや政治が苦手なプレイヤーにとってはプラスに働く
次、そっちに有利な交渉するから今だけ頼むよ〜みたいなたまにあるやつがしにくい
現物での価値が大事になる

・とりあえず交渉は持ちかけておく(BGAでは英語ペラペラな人でもない限り唯一のコミュニケーション手段なので、まあ持ってる資源がバレる恐れもあるが)

・資源のブラフができない(持っている資源しか交換対象にできないため)

・2位へのモチベも普通よりある(レート制のため)ので、自分が1位の時は2位のその気持ちを少し煽ってあげると良いだろう

・コミュニケーションが限られているので盗賊を置かれたら?など相手を直接威圧しない程度の反応をしておくと良い。特に第三プレイヤーがノッている時に送ると有効なことある(逆にこの反応によって置いてくるプレイヤーもいるんじゃ?と思う人もいるかもしれないが、そういうタイプのプレイヤーは何も言わなくてもどうせ置いてくるので気にしなくても良いと思う)

・交渉で時間を削ってくるプレイヤーが稀にいるので交渉の設定を一部オフにするなどで無駄な時間を使わないようにする

 

また、アリーナモードのコツだが、早めに上位のポイントを取ったら引きこもるというのが有効だ。2位と10~15ポイント離したらとりあえず待つ。(相手がさらに上回ってきて、動きがなかったら追いかけに行くくらいで良い。1700後半になると、3勝1敗でエリートポイントがトントンくらいになるため)

 

カタンTips

・できるだけ7枚以下でやりくりできる構成を考える(特に初心者)
盗賊で捨てることが多くなりがちな人は、初期配置の時に7枚でやりくりできそうな期待値の配分にしよう(オススメは 木:土:羊:麦:鉄=6:6:3:3:3または2:2:2:6:8の配分)。まず、とりあえず開拓地を4軒or都市2軒にできるように

さらに慣れてきたら10点に必要なのは
開拓地多めの場合
+開拓地*4 +開拓地→都市*1 +最長道2点 +1ポイントカード
+開拓地*4 +開拓地→都市*2 +最長道2点
木10~12土10~12羊4麦6鉄4 (枚)
木10~12土10~12羊4麦6鉄4 (枚)
都市多めの場合
+開拓地→都市*4 +開拓地*2 +最大騎士2点
木4土4羊3~6麦11~14鉄15~18 (枚)
なので自分が途中で建てる分も考えてバランスを取ると良い。(とはいえ交渉・盗賊・チャンスカードによって全然変わってくるのであくまで目安に過ぎない。もっと言えばカタンは一回一回サイコロを振るタイプのゲームなので途中の盤面での形勢判断の方が大事である。)

・自分の資源のどれが余りがちか把握する(序盤)
自分がどの資源が余りがちか把握して、4枚を超えそうなら貯める。欲しいものと交換できそうなら1枚しか持っていない時でも交換するなどの対応をしよう。

・覚えておいた方が良い方程式
開拓地セットは持っていれば7で半減されても開拓できる(盗賊に取られなければ)
都市セットは持っているとき9枚以上持っていれば7で半減されても都市化できる(盗賊に取られなければ)
また、資源のセットで覚えておいた方が良いのが
港なし、木土羊麦のいずれか3種が511→開拓地(これは7半減を耐えるので良い形)
3:1港持っている時、木4or土4→道 木土羊麦のいずれか3種が411→開拓地 麦5鉄2or麦1鉄6→都市
麦2:1港、麦8→都市
鉄2:1港、鉄7→都市
最低限上記は覚えておくと交渉の時色々な手が取りやすくなる。(複合型は挙げるとキリがないので割愛)

 

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