呆れ霹靂の日記

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こいこい 中級者のなんとなく思った戦略 〜BGA版〜

こんにちは、呆れ霹靂です。今回は割と有名な「こいこい」を扱ってみます。

ただ、実際のこいこいはルールが多岐にわたるので今回はBGA版ルールにおいてのみ、での戦略記事になります。

 

 

こいこい - BGAうぃき - アットウィキ

(↑今回のルールはこちらから)

 

  1. 覚えておくべき役
  2. どこから取るか
  3. こいこいをするか否か

 

1.覚えておくべき役

まず最初に覚えておくべき役

猪鹿蝶……6月のタネ(蝶)と7月のタネ(猪)と10月のタネ(鹿)

青タン……6月、9月、10月の短冊札

赤タン……1月、2月、3月の短冊札

月見で/花見で一杯……3月/8月の光札+9月のタネ札(盃)

三光、四光、五光……光札を3、4、5枚集める。ただ、11月の光札込みでは三光の条件は満たせない。(光札は1月、3月、8月、11月、12月)

 

基本の役

タネ札5枚以上(タネ札は1、3、12月以外の月に1枚ずつ9枚)

短冊札5枚以上(短冊札は8、12月以外の月に1枚ずつ計10枚)

カス札10枚以上(11月が1枚 9、12月だけ3枚(盃はカス札扱いするため)、他の月は2枚ずつ計25枚)

 

2.どこから取るか

上の役を見てお気付きの方もいると思うが、点数の高い役は1月、3月、6月、9月、10月が関わっていることが多い。これらの札は重要度が他より高くなる。

基本的な重要度でいえば

9月タネ札(盃)>3月、8月光札>>>三光以上、猪鹿蝶、赤タンで狙えそうな札≧青タンの札>>3、8、9月の札>1、6、10、12月の札>>>その他の札

ということになる。

特に盃は花見で一杯/月見で一杯というたった2枚揃えるだけで5点になるものの構成である上にタネ札とカス札の両方を兼ね備えるというずるカードなので取れるのであれば即取ってしまいたい。(青タンの順位が下がっているのは青タンよりも先に盃を取った方が良いからという理由である。)3月や8月の光札は花見、月見、三光など色々な役を狙えるので狙っていきたい。

また、相手がこれらの札を取るのを防ぐため、自分が作れそうな上位役が無ければ相手の上位役を防ぐ意味で1、3、6、8、9、10、12月の札を取っておくというのが良さそうだ。勿論、相手が赤タンできそうな時の2月、猪鹿蝶ができそうな時の、7月などを取るのも大事である。(一杯を採用しない場合や雨流れがある場合はそれを差し引く)

 

これに加えて重要なのが、取れる札が複数ある場合に「確保できることが決まっている札は後回しにする」ということである。例えば、ある月の札が

1)場に2枚、自分の手札に2枚(場に3枚、手札に1枚も同様)

2)既に2枚取られて(取って)いて、場に1枚、手札に1枚

3)場に2枚のカス札、自分の手札に{光札、タネ札、短冊札}1枚

4)場にカス札1枚、自分の手札にカス札じゃないものが2枚(1月では光札と短冊札、7月ではタネ札と短冊札)

 

1),2),3)は分かりやすいと思うが、4)も大事である。相手がカス札で基本役ができるという場合でもない限り、相手がカス札2枚取ったとしてもそんなにダメージはない。逆に自分が確実に{光札、タネ札、短冊札}を得ることができる。

 

この二つと戦況を加味して順番に取っていく。

 

補足1:場の枚数と優先度

自分が2枚持っていて場に1枚のとき、確率論的には自分が1枚、場に1枚の場合より、相手の手札にその月がある確率は半分程度低いので後回しにするべきなように思えるが、もし相手が持っていた場合は自分が1ターン無駄にしてしまうのでその辺の兼ね合いも考えつつやると良い。

場に2枚の場合も同様で、確率的には相手が取る確率は場に1枚よりも低いのだが、欲しい札があれば先に取る作戦を取ることも必要となる。

 

補足2:相手の手札の読み

止むに止まれぬ理由で単独で短冊札、タネ札、光札を出さなければいけなくなった時、どれを出すべきか

相手がカス札*2を取っている(いた)場合、その月の{光札、タネ札、短冊札}を持っている確率は低いと考えられる。(逆にこれを利用して自分が{光札、タネ札、短冊札}を持っていないように相手に思わせることもできる、相手がその月の札を持っている場合にのみ有効であるが)

 

補足3:一発逆転

このターンで役が作れなければ、相手が役を作ってしまう場合などは山札からの引きに期待して{光札、タネ札、短冊札}を出して一発逆転に賭ける方が良いこともある。

 

3.こいこいするか

こいこいをするかどうかの基準は簡単である。

自分が新たに役を取るより前に相手が役を作る、または試合が終わらないかどうかを考えるだけである。

相手がなんの札を持っていそうか、確率的に自分の欲しい札は出てきそうか(特に8枚は試合に出てこないことを頭の片隅に入れておこう)を考えつつこいこいをするか決めよう。基本役の追加などは成功しやすい。

また、BGAの場合は最初の場の光札の枚数によって倍率が変わるので、元々の倍率がどれくらいかなども考慮に入れるべし。

こいこいの倍返しがある場合は相手が役を作った時のリスクが大きいことも留意しておこう。

 

 

以上でこいこい編終わり。基本的な確率の話が多かったような気もしますが、まあ運多めなので自分の勘を信じるのも良い場面もあるとは思います。

では