呆れ霹靂の日記

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スシゴー(SUSHI GO!) 中級者のなんとなく思った戦略

こんにちは、呆れ霹靂です。

最近、某イルスの影響でボードゲームアリーナ(BGA)が大盛況ですね。というわけで、今回はBGAで最近リリースされた「スシゴー」編です。(2020年3月現在)
比較的単純なゲームなのでいわゆるドラフト制のゲームとして、入門編に適しているように思えます。

 

 

exandreal.hatenadiary.jp

 

 

 

 

スシゴーのルール/インスト by 東 洋星(Yousei Azuma)|ボードゲーム情報  )
ルールは↑が分かりやすく、正確です。

一部サイトにて、ワサビは直後のターンのニギリのみ点数が3倍になるという記述をしているものがありますが、これは誤りです。

 

  1. 優先順位
  2. 各カードについて
  3. 戦略

 

1.優先順位

まず、一枚当たりの点についてまとめておく

(6=1枚で巻き1位)

4.5
ワサビイカ

3.3
完成サシミ

3
イカ、ワサビサーモン、ギョウザ5個、2枚で巻き1位、1枚で巻き2位

2.5
完成テンプラ、ギョウザ4個

2
サーモン、ワサビタマゴ、ギョウザ3個、3枚で巻き1位

1.5
ギョウザ2個、4枚で巻き1位、2枚で巻き2位

1
タマゴ、ギョウザ1個、3枚で巻き2位

0
未完成テンプラ、未完成サシミ、3位以下の巻き、ワサビのみ

 ※実際にはスシロール(とプリン)は単価と別の視点が必要な部分がある。また、今回はスシロールが2位タイの場合は省いた。

  

プリンについては色々な場合がある。

⑴1位と最下位が一人ずつの場合
1位:12点 6点 最下位:0点

⑵1位が二人、最下位一人の場合 
1位:9点 6点 最下位:0点

⑶1位が一人、最下位が二人の場合
1位:9点 3点 最下位:0点

⑷1位と最下位が二人ずつの場合
1位:6点     最下位:0点

となる。他の場合は各自で確かめてほしい。

 

基本的には、この点単価を考えて取れそうなものに沿って上から順で優先順位が高い。

ワサビ≧イカ>テンプラ>ハシ>サシミ≧サーモン>>餃子≧プリン>スシロール3、2>タマゴ>スシロール1

くらいのイメージで良い。(ただし、プリンの価値は状況によって大きく変動する)

 

2.各カードについて

まず、カード分布について

種類      枚数

テンプラ     14
サシミ      14
ギョウザ     14
スシロール3つ  8
スシロール2つ  12
スシロール1つ  6
イカ       5
サーモン     10
タマゴ      5
ワサビ      6
プリン      10
ハシ       4

 

これを覚えておくと、2ラウンド以降有利になることが多いので覚えておこう。
最初はサシミ・プリン・ワサビ・ハシ(・イカ)の数だけ覚えておけば特に問題ない。

 

カードは大きく分けて2種類ある。

一人で圧勝のように集めたいもの→サシミ、ギョウザ、(テンプラ)
全員に分散させつつ僅差で勝ちたいもの→スシロール、プリン

前者は他人と被らないように、後者は一人勝ちし過ぎないようにすると良い。特に自分の一手番前のプレイヤー(自分に手札を送ってくるプレイヤー)と被ると集めにくいので注意したい。

スシロール・プリンのは相手との差分が点数になっているという視点もあるので、ここも意識しよう。

 

ワサビとイカどっち取るか問題
イカは5枚しかないため、ワサビを取って次の手番の人がワサビを取っていた場合次の手番の人にワサビイカをやられてしまう。ワサビとセットになることが多いサーモンはせいぜいイカと同価値なので、場合によってはイカを取った方が良いこともある。

 

ハシの使い方
ハシは一部分が強い手札があるとき(サシミが2枚入っている、餃子がたくさん入っている、狙っては無理だがワサビとイカが一緒にあるなど)に使うと良い。ハシを取ること自体はもらえる総量としての観点からは他の何かを取ることと変わらないため、優先度が高いものが他にある場合はそっちを取った方が良い。

 

サシミを集める時の注意
サシミを集める時、初期手札が

自分2枚
A2枚
B1枚
C0枚

などの場合、Bと共に二人でサシミを集め始めると回る順番的に先に集められてしまう。

正直、これは心理戦や運の範疇になってしまうが、サシミが4枚以上だと思う場合はサシミが1枚の時にカードを取った方が揃う確率は高い。(もちろん、1枚しかサシミが見えない場合はそもそもサシミの枚数が少ない可能性もある)

また、サシミは2枚揃っている人の前で1枚だけ取って邪魔をすることができる。サシミを1枚取ると、自分も0点のカードが一枚増えてしまうが、2枚の人は0点のカードが二枚増えるため、その人と点数がせっている場合は有効。それ以外の場合は他の人の利益になるだけなのでやらない方が良い。

基本的には自分の利益を優先しよう。

 

スシロール
基本的にあまり集めなくて良い。どちらかというと最後に余る系のもの。深追いすると損をする。

唯一の注意として、スシロールの数には二つの考え方がある。スシロール1つの3倍がスシロール3つという考え方とスシロール3つはスシロール2つより強いという考え方がある。要するに、スシロールを集める時は自分と他の人は何個になるかを考えよう、ということである。

 

ギョウザ
上記の通り、3つ集めてサーモンと一緒、4つ集めてテンプラと一緒になる。4つ以上集められる自信がないのなら、サーモンやテンプラを取った方が良い。

 

テンプラ
テンプラは二枚なので比較的集めやすい。また、テンプラを邪魔するときは1枚・1枚という風になり、痛み分けになるので注意。逆に言えば邪魔はされにくい。さらに、ギョウザやサシミと同じ枚数あるうえに他の二つより少ない枚数で揃うため、他の二つに比べて集めやすい。

 

全員が違うカードを集める時、一番有利になるのは単価の高いサシミを狙う人になる。しかし、だからといって他の人と被るとそれが一番損になる。インカの黄金における遺物のような感じとなる。

 

3.戦略

基本的に一つのカードセットから3枚ほどしか取れない。しかも1(2)番目に価値が高いカード→5(6)番目に価値が高いカード→9(10)番目に価値が高いカード
のような取り方しかできない。逆にこの場合は2、3、4番目に価値が高いものは他に取られる。このことを意識しよう。※なお、ハシがあるとこれが少し変わる。

他の人(特に一手番前の人)が何を取るか予想し、逆に取ったものからカードセットを予想しながらいくと良い。

前者の場合、例えばサシミを集めている人がいたら、サシミのあるカードセットからサシミを取るだろうからテンプラは取られないままだろう
後者の場合、サーモンを取ったということがイカは入っていないだろう

などの推測ができる。

慣れないうちはとにかくテンプラ・サーモン・イカ(これらがなければギョウザやプリン)を中心に集めていくと良い。

 

 

これにて、スシゴー編終わり。

では