こんにちは、呆れ霹靂です。
今回は最近BGAにリリースされたボードゲームを最速(多分)で戦略記事出していこうと思います。このゲーム、日本では見たことはありませんが、結構面白いのでそのうち見かけるようになるかもしれません。
ややネタバレがあるので自分で発見したい方にはオススメできません。
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筆者はレート一位をそれなりの期間取っていたので(今は抜かれましたが)、まあまあ役立つのではないかと思います。
ルールは↓のツイートから。簡素で分かりやすいとは思います。
バタフライ(2~5人) #ボードゲームアリーナ
— 呆れ霹靂(akirehekireki) (@_extraandreAl) 2020年7月30日
ハリネズミを前か右か左(鼻が前)に一直線に進めて進めた先のカードを取る→次のプレイヤーへ
を繰り返し、一番点の大きい人の勝ち。2,3枚目のように虫取り網を通ると1枚追加で引ける(引かなくても可)。
得点が虫によって異なる(画像4枚目) pic.twitter.com/yMLVCknSJj
筆者はほとんど二人戦しかやっていないので、二人戦をイメージしながらの話が多いです。
- 得点カードの内訳
- 虫取り網飛び越え
- まず見るべきところ
- 移動の仕方(置き方)
- 点数の考え方
1.得点カードの内訳
チョウ1〜5:2枚ずつと×2カード1枚 が4セット(計44枚)
ハチの巣10〜15(6枚) ミツバチ6枚
トンボ、ホタル、コオロギ1〜9 (9枚)
スズメバチ-4〜-7 (4枚)
花13枚
全部で100枚 このうち
二人:36枚
三人:49枚
四人:64枚
五人:81枚
を使う
優先順位
ミツバチ&ハチの巣>チョウ3~5≧トンボ>バッタ≧チョウ1~2≧ホタル>>スズメバチ
花は数次第、多ければチョウより上、少なければバッタとホタルの間くらい
トンボ/ホタルは枚数が少なければチョウと同じくらいの価値になることも。また、場合によってはホタルやバッタのマイナスがスズメバチより大きい可能性もある
ミツバチ&ハチの巣はセットで取れれば10点以上なのでチョウ5点を二枚取っているのと同じくらいの価値である。
トンボは強いが、結局一枚しかカウントしないのでチョウ4,5を取った方が良い場合が多い(トンボの数が少なければ価値は逆転する)
2.虫取り網飛び越え
虫取り網飛び越えで引くべきか
→基本的には引くべきである。マイナスにならない確率の方が高いため:具体的に言えばマイナスになるのはスズメバチ4枚、ミツバチ6枚、仮にホタルの9とバッタの9を持っていた場合は各8枚ずつマイナスになりうるが、それを含めた場合でも26枚程度である。(実際にはミツバチやホタルやバッタはマイナスでなかったり、既に場に出ていたりするのでもっと少ない)
期待値としては大体2~3点くらいの価値になるだろうか
ただし、「ゲーム終了が決定していて僅差で勝っている場合」や「ホタルやバッタの見えている数が少なくて、自分は高い点を持っている場合」などは引かない方が良い。
虫取り網の場所
2/4人の場合(左) 3/5人の場合(右)
虫取り網は黒丸で囲んだところにあります、ただし、真ん中の虫取り網はボードの向きによって点線丸のところに移動する(2020年12月24日追記、向きが変わることはないようです)。
二人戦に限りですが、先に四隅のカードを取ると外側の虫取り網は利用できなくなります。これが戦術的に効くのかどうかはまだ検証していません。
(有利を取れるなら虫取り網の影響を排することが可能なので、運による逆転を防げるが、他のものより優先すべきかどうかは分かりません。虫取り網の場所にマイナス点があれば、この虫取り網は使用されないなども分かりますね)
3.まず見るべきところ
ハチの巣/ミツバチの数、花の数、トンボやホタルの数、チョウ
ハチの巣/ミツバチの数
ハチの巣の数>ミツバチの数+2~3 ならミツバチ優先
ハチの巣の数<ミツバチの数+1~2 ならハチの巣優先で取ろう(最悪相手にミツバチを取られても、こちらがハチの巣を取りきれば相手は-3点の減点となるため)
花の数
6枚以上の時は花は重要度が上がる。4枚と2枚でさえも12点も差が生まれる、注意。この差はハチの巣+チョウ(トンボ)でトントンくらいになる差である。自分の点が上がりにくいので見逃しがちだが、(特に二人戦の時は)よく注意したい(筆者は経験が少ないので断言できないのだが、3~人戦では、少し重要度が落ちるような気がする)
トンボやホタルの数
トンボやホタル/バッタの高得点のものが1枚しかない場合、それらの重要度が上がる。
チョウ
チョウの合計が12以上ある色の×2カードもカギとなる(6点以上になる確率が高いので)
以上をチェックして、重要そうなカードを取る作戦を立てたり、移動の際意識をしていこう。
4.移動の仕方(置き方)
カードを取る際に考えること
→自分が最大になるか
自分が取った後に相手が自分より良いカードを取ってしまうか(その差額を考える)
最初に置く場所も同様である。仮に相手が良いカードを取れても自分も同じくらい良いカードを取れれば問題ない。大体三手先くらいまで検討して良さそうであれば、それを選べば良い。(それ以降の手は最悪、そこに辿り着いてから修正できるので)
(3人〜の場合はそれぞれの意図が絡み予測が難しくなるので自分の最大をより意識すると良い)
5.点数の考え方
ロストシティの記事(↓)でも書いたが、BGAでは逐一点が更新されるので、今の得点から何点+か、ーかという考え方をする方がゲーム中(次の一手を考える範囲では)は楽。
一方で、ゲーム全体の得点、特にトンボやホタルやバッタにおいてはトンボでは差が何点、チョウでは何点……と考える方が良い場合もある。
例1:トンボが7点と8点がある時、相手にトンボ8点取られても自分がトンボ7点取れれば実質1点差になる。逆に自分がトンボ8点を持っている時、直接自分の得にはならないが、トンボ7点を取れば8点差を保てる
例2:ホタルが2点と5点がある時、相手がホタル5点を取ったら、自分がホタル2点を取るより、相手にホタル2点を取らせた方が差が縮まる。
バッタやミツバチ/ハチの巣でも同様の考え方が使える。
(ミツバチがマイナス点でも相手のハチの巣の高得点を防ぐために取る、など)
以上でバタフライ編終わり。パズルっぽい要素もあり、簡単にできてワイワイ要素もあるので皆さんも気軽に遊んでみてはいかがでしょうか?今なら世界1位も夢ではありません。
では