呆れ霹靂の日記

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フォーセール(For Sale) 中級者のなんとなく思った戦略 追記(一位記念)

こんにちは、こちらの続きです。

exandreal.hatenadiary.jp

 

 

この度、(執筆時2020年2月11,12日現在)ボードゲームアリーナ(BGA)にて一位のプレーヤーとなったので追記という形で記念記事を作成しました。

 

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フォーセール 1位

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フォーセール 1位その2


 

 

 

最初に経験則の補足から。

  1. 競りの補足
  2. じゃんけんの補足

1.競りの補足

・このゲームは当然運要素が絡む。

例えば、一手番前の人がアホみたいに釣り上げると

①降りて低い物件を得る
②あげて高い額を払う

のいずれかになってしまう。どちらにしてもあまり嬉しくはないのだが、強いて選ぶなら(反例はあるが)序盤なら①、終盤なら②を選ぶしかない。あとはどうにか頑張ろう。

 

・今後の競り、という視点で見よう
半額返ってくる場合、奇数で払った場合も偶数で払った場合も手持ちに残るお金は変わらない。できるだけ二、三番目の値段を出して、半分に抑えよう。
基本的に、2番目に大きい物件と1番大きい物件の数字の差が8以上の時でなければ2番の値段を狙う方が良い。

 

・最大値の目安

最大物件と最小物件の数字の差が
28~29:7金
24~26:6金
20~23:5金
16~19:4金
12~15:3金
9~11:2金
それ以下:1金

がの最大の値段の目安となる。

 

2.じゃんけんの補足

前回では、あまり詳しく書かなかった後半のじゃんけんについても書きたい。
前回、『心理戦なのでじゃんけんと呼ぶ』と記述したが、これは半分誤り。

確かに、個々人が何を出すか(後述のどっちの戦略を選ぶか)についてはじゃんけん要素があるが、全体的に考えれば、ある程度は予想ができる。

例えば、26以上は小切手の差が大きい時に出したいだろう(5以下は小切手の差が少ない時に出したいであろう)
これは、たとえ自分が25を出そうとする時でも変わらない。(あいつが25出すから大した利益にはならないけど、26出してやろう〜)とはならない。
その辺も込みで考えて出そう。

傾向として、最大小切手と最小小切手の差が6以下の時や最小小切手が7以上の時は、一桁のカードが2~3枚以上出る、などがある。

 

小切手分布による戦略

まず、隣との差が大きい小切手がいくつあるかで、何グループに分けられるか数える。

大体1~3グループ程度に分けられる。

大きい順に①、②、③とする。

 1グループの時

1~15(18)の範囲で心理戦

 2グループの時

1番目と2番目の差が大きい時……28~30など、大きいやつで一番目を取りに行くか、1~5などの小さい数字を処分する。

2番目と3番目の差が大きい時……24~30で大きい方を取りに行くか小さい数字の処分

3番目と4番目の差が大きい時……20~で大きい方を取りに行くか小さい数字処分

4番目と5番目の差が大きい時……16~で大きい方を取りに行くか、小さい数字の処分(または、それを見越して2番目に小さいカードを出す狙い)

 3グループの時

2グループの時の複合

 

という風になる。誰がどれを持っているか把握できるとより、見通しが立てやすくなるだろう。

 

 

 

さて、競りのお金の定量的な分析をしてみようと思ったのだが、頭がアホになっていて計算が全然合わなかったので方針だけ載せておく。

まず、物件と小切手を上から1対1対応させていくと、以下のようになる。

30,29:15 28,27:14 26,25:13 24,23:12 22,21:11
20,19:10 18,17:9 16,15:8 14,13:7 12,11:6
10,9:5 8,7:4 6,5:3 4,3:2 2,1:0

 

ただ、当然運の要素があるので、こうはうまくいかない。
運の要素その1:物件の出方
運の要素その2:小切手の出方

 

物件、小切手は5〜6枚出るので 隣同士の物件の数の差は平均して5~6程度になる。隣同士の小切手は平均して3~2.5程度になる。きちんと計算すると何番目に大きい小切手の額の平均が出るはず。

さらに、それぞれの物件がその何番目を取れる確率がどれくらいかを計算すれば、それぞれの物件の期待値が出るはず。

実際にはこれに上記じゃんけんの心理戦要素が加わるが、平均的な期待値は以上の計算で大丈夫と思われる。

多分、数値自体は上記の最大値の目安と同じようになるような気がしている。

計算がうまくできたらまた、記事あげます。今回はこんな感じで終わります。

 

では