呆れ霹靂の日記

漫画とかアニメとかボードゲームとか

ラブレター 中級者のなんとなく思った戦略 〜BGA版〜

 

exandreal.hatenadiary.jp

 

これの続きです。

 

 

ニムト編はこちらから 

exandreal.hatenadiary.jp

 

 

 

 

 

https://www33.atwiki.jp/bga9997/pages/50.html

(↑BGAでのルールはこちらから)

 

今回はBGAルールです。

BGAでは役職の名前が変わっているだけではなく、7が大臣とは違う伯爵夫人となっています。(王子(=魔術師)または王(=将軍)とともに持っていた場合はこの札を出さなければいけない、という役) 

 

最初の方の内容は一部BGAじゃない版においても書いた内容なので既に読んだ方は軽く流してもらって大丈夫です。

 

  1. どちらを出すか
  2. 序盤において
  3. 中〜終盤において
  4. バカという人がバカ理論
  5. 聖職者と男爵
  6. 拡張について

 

1.どちらを出すか

 

自分の手札が以下のカードだった場合、どちらを出すか

1)兵士兵士→兵士

2)兵士聖職者→どちらでも良い

3)兵士男爵→兵士、(特殊な場合は男爵※1)

4)兵士女中→どちらでも良いが、女中

5)兵士王子→どちらでも良い。序盤だったら兵士かな

6)兵士王→兵士(特殊な場合は王※1)

7)兵士伯爵夫人→どちらでも良い、序盤だったら伯爵夫人かな

8)兵士姫→兵士

9)聖職者聖職者→聖職者

10)聖職者男爵→聖職者(特殊な場合は男爵※1)

11)聖職者女中→どちらでも良いが、女中

12)聖職者王子→どちらでも良いが王子

13)聖職者王→聖職者(特殊な場合は※1)

14)聖職者伯爵夫人→どちらでも良い

15)聖職者姫→聖職者

16)男爵男爵→男爵

17)男爵女中→どちらでも良いが、女中

18)男爵王子→どちらでも良い

19)男爵王→男爵

20)男爵伯爵夫人→どちらでも良いが、男爵

21)男爵姫→男爵

22)女中女中→女中

23)女中王子→どちらでも良いが、女中

24)女中王→女中

25)女中伯爵夫人→どちらでも良いが、伯爵夫人(最後のターンなら僧侶)

26)女中姫→女中

27)王子王子→王子

28)王子王→王子で自分の王を交換したい

29)王子伯爵夫人→伯爵夫人

30)王子姫→王子

31)王伯爵夫人→伯爵夫人

32)王姫→王

33)伯爵夫人姫→伯爵夫人

 

王は基本的に出さないように書いたが場合によっては(例えば、相手が7以上のカードを持っている可能性が高い最後のターン)王を出す方が良いのでその辺は各自で判断を。

 

※1……この特殊な場合は何かというと、道化師で男爵(王)を見られた時である。

この時は、これを使わないと次のターンに兵士で当てられてしまうため、男爵(王)がからうちになっても使った方が良い。

ただし、これは聖職者を使った相手が兵士を残していると考えた場合であるので、もし、そうでないと考えるのであれば、これをする必要はない。(かえって負けしまうこともある)

 

 

2.序盤の場合

序盤では、まだ他人のカードが分からないため、捨てたカードによる予測をするのが良いと考えられる。上記1.から逆算すると

 

兵士が出た場合→兵士か男爵か王子か王か姫

聖職者が出た場合→兵士か(聖職者)か男爵か王か姫

男爵が出た場合→基本的に勝敗を見て情報を得れば良いが、男爵以上のカードと考えられる

女中が出た場合→分からないが、どうせ次のターンまで手出しできないので次のカードを見よう

王子が出た場合→王子で自身を選択していなければ、兵士か男爵か女中か(王子)か姫

王が出た場合→王で渡された相手のカードは姫の可能性が高い(が、上記※1の可能性もあり)

伯爵夫人が出た場合→王子、王の可能性がやや高い

 

まだカードをプレイしていない人に兵士を使うのであれば女中ですか?と聞くのが良いです。(女中は強いので)

仮に姫を持っている人がいたとしても、捨てられないので後半にも聞くチャンスはあります(もちろん、姫持ちに男爵が渡れば潰されてしまう可能性もありますが)

男爵・王子ですか?と聞くのも良いが、そうすると男爵や王子があると困るカードなのかな?(前者だと兵士かな?と思われ男爵で狙われやすく、後者だと姫かな?と思われ攻撃されやすくなる可能性が少し高まる)などと思われてしまう可能性がある。

また、序盤に 兵士である人に「道化師ですか?」→ハズレ の後に、その人が道化師を出した場合、残っているカードは道化師ではない。(勿論、この論理は道化師に限らず、男爵などにも当てはまる)

 

3.中〜終盤

ラブレターでは、見えるところにカードが置いてあるため、カードを覚えておく必要はあまりないです。強いて言えば全体の数は知っておくと良いです。

王以上は1枚、聖職者以上王子以下は2枚、兵士は5枚です

一番最初に1枚除かれるのでどれかが減っています。

 

1.で述べたものにそれも込みで残りのカードを考えてみてください。

 

4.バカという人がバカ理論

このゲームは姫を持っている人が兵士で他人に姫ですか?と聞くのがアリなゲームです。これを利用するのもありですし、逆に誰かがこれを利用しているんじゃないか?と推理するのもありです。さらに、これを利用していると推理するフリをしたり……と言い出したらキリはないのですが。とにかく、楽しみましょう。

 

5.聖職者と男爵

男爵は強力なカードではありますが、使用後に他人に狙われる確率の上がるカードでもあります。(聖職者も男爵ほどではないですが、見た相手から報復は来やすいです)

カードの効果に巻き込まれる回数が多いほど、情報が他の人にバレるので、できるだけカードの対象にならないのも重要です。

 

6.拡張について

五人以上でのプレイの場合、カードの種類が増える。1.のように全てのパターンは多いので書けないが軽く各種類のカードについて説明する。

道化師(0)

一人指名する。その人が勝った場合は自分も1点を得る。きたら早めに使おう。ただ、道化師の対象となった人は狙われやすくなる。役職名がややこしい。

暗殺者(0)

これを持っている状態で兵士の対象になると、兵士使用者を脱落させる。男爵と一緒にきた場合は捨てれば良いが、それ以外の場合は保持しておくと良い(特に他のプレーヤーから狙われやすい位置にいるときは)。これを捨てるとき、残っているカードは男爵であることが多い。

枢軸卿(2)

あるプレイヤーとあるプレイヤー(自分も含める)のカードを交換し、そのあとどちらかのカードを確認する。王のように使っても良い。一番多い使われ方は他人同士を交換させたあと、手番が遅い方のカードを見て、その人を脱落させやすくする使い方である。

男爵夫人(3)

二人分見られる。強化版聖職者。

追従者(4)

次のプレイヤーのカードの対象相手を決める。弱化版女中。これを使って暗殺者っぽい人に攻撃を向けさせることもできるが、大抵の場合は対象関係ないカードを使われて終わることが多い。

伯爵(5)

これが捨て札にあると、ゲーム終了時の自分の札の数字を+1する。王子で自分の伯爵を捨てる、みたいな方法もある。生き残れば強いが、これを出すと狙われやすくなる面もある。

大臣(6)

ゲーム中に脱落する(兵士で当てられたり、男爵などで負ける)と1点得ることができる。序盤なら来たらすぐ使おう。狙われなくなるので自由に動くことができる(後半の場合は状況による)。役職名がややこしい。

太后(7)

男爵の数字が弱い方が勝つ版。兵士や暗殺者・道化師とともに来た時に使うと良い。

司教(9)

兵士と同じ。ただし、正解した時は相手を脱落させるのではなく、1点を得る。9であり、数字的には姫より大きいが、生き残った時の札勝負では姫に負ける。確実に当てられるまで待っても良いが、来たら早めに使うのもあり。(男爵夫人と一緒に来たら男爵夫人を使ってから〜という方法もあり)

 

拡張の場合は司教で当てて、大臣を出した後に脱落して、道化師で勝者を当てれば、一気に3点を得ることができる。大臣や道化師は単体で使う場合はセーフティーネットの拡大のみの役割となる。

 

最後に、みみっちいアドバイスであるが、同席者のレートがどれくらい離れているかも大事である。自分だけ突出して高い場合、狙われる可能性が高まる。このゲームは前述した通り、狙われるとプレイングの上手下手に関わらず不利となるので、レートに惑わされない選択ができそうな同席者(または、実力的に均衡が取れている同席者)がいるかどうかは少し大事である。

 

こんな感じで終わり。思いついたら続き的なものを書くかもしれません。

では