これの続きを書いていこうと思います。
今回は戦略編。
戦略とは1~10*プレイヤー数+4 だけのカードを使うルールだ。つまり、抜けがないので前回の3.のように間を予測する必要はなくなる。考えるべきは右端と自分が持っているカードの間の数のカードを持っている人が連続した数を持っているか、また、その人が他の列にカードを出すか否かだけである。
正直、戦略の場合でも基本的な方針はノーマルルールと特に変わらないので特筆すべきことはない(詰め将棋的な場面の想定はある)。しかし、それでは寂し過ぎるので前回あまり多くは書けなかった人数の違いによるゲーム展開の違いについて書く。
①一列展開
これはどういう場合かというと以下のように
- 30 44 65 87 90
- 55 60 71 85 98
- 66 75 77 81 83
- 43
他の3列が14点、13点、14点という風になり、かつ、84以上のカードがほとんどない時に、実質一列のみの戦いになることを指す。
この場合、5で割った余りの数のカードが残る(※)ため(ただし、5人の場合は5枚カードが残る) その枚数が多い場合、小さい数のカードを多く持つプレイヤーがじわじわと削られることになる。6人以上いる場合は6枚目の人も点を食らうので上の三列を取らない範囲で大きい数を持っている人もじわじわ削られる。五人でプレイしている場合、小さい数を多く持っているプレイヤーはこの形にならないように気をつけなくてはいけない。六人でプレイしている場合は、そこまでこの形を恐れなくとも良い。
(※厳密に言えば最初の方は全員43より大きい数を持っていたりして、+1枚変化する)
②順番待ち展開
これは以下のような場合である。
- 33 35 37 38 40
- 34 36 39 41 42
- 28 44 50 51 53
- 20
①に似ているが、①とは展開が異なる。それはカードが5枚溜まっている列の5枚目の数字がそれほど高くない&近い数字であるということである。このような場合、全員が四列目に出すということはほとんど起こらなくなる。
このような場面では、上三列の戦いになる時、基本的には大きい数を持っている場合は大きい数を出した方が良い。この時は真ん中のカードを持っている人が不利となる。
ちなみにだが、この場面で43を持っている場合は早めに出した方が良い。理由は二列目を取られた後、43は一列目を取りうる数の中で一番小さくなるため、12点の失点の危機となってしまう。勿論、かなり大きいカードを3つ持っていて3ターンほど(実際には3ターン以上必要な場合もある)耐えられるのであれば出す必要はない。そうでない場合は早めに出して5点の失点に抑えた方が良い。
ただ、実際の場面だと43はすぐに出されないことが多いですね、なんでだろう。
オマケ:いけるかいけないか微妙な時に出すべきか
- 90 92 95 98
この時に100を出すべきか否か
答えは出さない方が良い。
99だけが出た場合→このターンに出そうが後に出そうが結局取ることになる
99と101以上が出た場合→101以上を出したプレイヤーがとる
101以上だけ出た場合→出していれば取らせることはできたが、自分の失点にはならない
他の列との兼ね合いもあるが(例えば他の列でズルズル失点を続けそうな手札である、など)、基本的に失点するかもしれない場面の場合は勝負を後回しにした方が良い。
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